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畑仕事、キャンピングカーの旅、サウナ、読書…晴耕雨読の日々を綴る【いくら君のこころととのう日記】

スカイスパ

サウナについて 2023年6月12日

スカイスパ

 私が最もお気に入りのサウナの一つ「スカイスパ」。

 本日は、梅雨空。雨。畑へも行けない。薄寒いのに蒸し暑いから本を読む気にもならない。

 では、サウナでしょ! スカイスパ! 月曜日はポイント2倍デイ!いくっきゃない。

 ということで、横浜駅なら雨に濡れず直結、東口スカイビル14階「スカイスパ」に潜入。

 サウナは考え方によって、様々な分類法があるだろうが、私見では、銭湯系、郊外スーパー銭湯系、昭和ストロング系、都会派洗練系、と分けられるのではないかと考えている。

で、本日のスカイスパは、都会派洗練系老舗派ということになるだろう。

 横浜駅東口スカイビル14階にある。ここは、細やかなところまでサウナーの心理を掴んだ洗練されたサウナ空間である。本日行ってびっくりしたのだが、低音塩サウナが、定員14人セルフローリュー高温サウナに改築されていて、びっくり仰天。1、2ヶ月に一度ここ数年通っているが、毎回のように、ちょっとどこかが改変されていて、痒い所にさらに手が届くという感じなのだが、今回の大工事には驚いた。

 てなわけで、10時半(オーピン時間)に浴室へ入ると同時に、すぐさま垢すりコーナーへ向かいロッカーNoを記入。垢すりは11時開始。それまで、まったり湯船に浸かる、のが、いつものパターンだが、30分も我慢できず、無人の新築ローリューサウナへ。一人。ラドルで凛々しいサウナストーブ上の焼ける石に2杯かける。部屋は一気に蒸気に溢れ体感温度が急上昇する。約8分で退場。しっかり汗を流してから15度の水風呂へ15秒浸かる。なかなかなものだ。

 なんとも表現し難いのだが、サウナは、温度、湿度、調度、清潔、動線、その他いくつもの見えない計算をし尽くされた上で、この上ない快楽がもたらされる。少しでも気になる何かがあったら、ーー例えば水風呂の水が少しカルキ臭いとかーーもう全ては台無しである。そういう意味でとても繊細な空間なのだ。もちろん店側だけでなく、客の質も大切。みんなで作り上げる「ととのい」空間なのだ。

 11時にロッカーナンバーが叫ばれいざ垢すりコーナーへ。私は、ここでしか経験がないので他との比較はできないのだが、非常に効率的で人間的で温かみのある垢すり空間である。お姉さんも力強く威勢がよく且つ繊細だ。何も考えられなくなるくらい心地よい。仰向きでポロポロ。うつ伏せでポロポロ。ざーっと流して、石鹸で洗ってもらって、仕上げの頭皮マッサージで一丁あがり。時間にして30分。極楽の世界。で、時計を見れば11時40分。おー、あと20分で本日最初の12時のアウフグースではないか!

 アウフグースとはドイツ語でアロマ入りの水をサウナストーンにかけ蒸気を発生させた上で、タオルを方法で回し煽り、高温の空気を撹拌させつつ、お客さんに熱風を楽しんでもらう、という、いわばサウナのショーだ。タオル捌きなどはそれぞれ個性があり、なかなか楽しい。世界大会もある。

 で、12時にアウフグースが始まる。5分前にはサウナ室に入らないと、満席で入れなくなる。私は8分前に入り、お行儀よく下段に場所を取り、アウフギーサーが登場するのを待つ。12時にイケメンの彼は入室&自己紹介。拍手が起こる。早速ラベンダーの香水を含んだ雪玉をサウナストーブに乗せ、愛おしそうに丁寧に水を2杯かける。一気にサウナ室の体感温度が上昇する。上段に座っている人は大変だろう。そこで、彼は、器用にバスタオルで上下の空気を撹拌する。美しさと技術。腕の見せどころだ。汗が吹き出しっぱなし。普段はそんなに我慢できないのだが、熱くても湿度が高く、いきなお兄さんが美しく風を起こしてくれれば耐えられる。

 結局20分近くサウナへ入っていた。汗を流し水風呂へ。そしてインフィニティチェアーで休憩。何も考えられない。嫌なことは全く浮かんでこない。ただただ気持ちいい。5分から10分休憩して、温泉へ、ジャグジーへ、で、サウナ、水風呂、休憩。結局本日は4セットやりました。

 水分補給はお忘れなく。お風呂を出て水分を拭き取り、デジタル体重計に乗ったら0.85kg減っていた。さすがスカイスバ。いつもはせいぜい0.5kgなのに。

 

あーそれにしても、今年はエルニーニョ現象のせいか雨が多い。冷夏になるのだろうか? 明日は畑にいけるのだろうか? キュウリとズッキーニとそろそろミニトマトが取れるはずなのだが。ジャガイモも全て掘り起こさなくてはならない。3日、好天が続いて欲しい。

 

梅雨のサウナは気持ち良くも切ない。ありがとうございました。

 

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