読書について 2023年7月12日
平野啓一郎『三島由紀夫論』
七月九日まで、芥研の課題をやり、みなさんに送付した。
五月は『街と不確かな壁』(村上春樹)六月は芥研、清水くん発表の写真論の予習のため『明るい部屋』(ロラン・バルト)、『明るい部屋の謎』(セルジュ・テスロン)を二度ずつ読み、それ以降は、自分の発表順のため、その準備としての作品にかかりきりだった。
と言うわけで、四月に購入した(発売された)平野啓一郎『三島由紀夫論』を、ようやく読み始めることができた。おとといから。すでに10時間以上は読んでいるが、700ページ中、150ページほどしか進んでいない。とにかく、読んではため息をつき、読んでは上をむいて考え込み、読んでは辞書を弾き、と言う感じだから、なかなか前へ進まない。
でも、その時間がとてつもなく愛おしく楽しい。