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畑仕事、キャンピングカーの旅、サウナ、読書…晴耕雨読の日々を綴る【いくら君のこころととのう日記】

床屋さん

サウナについて 2023年10月31日

床屋さん

 

 久しぶりに、お風呂の王様瀬谷店へ行ってきた。いくら君のホームサウナである。今日は比較的空いていて、のんびりすることができ、腰痛にも効果があったような気がする。我が街の駅から2つ先にある。

 昔は、我が街にも銭湯があった。娘が小さい頃よく連れて行った。しかし、時流には逆らえず、30年ほど前に潰れてしまった。その後、跡地にスーパーマーケットが建ち、現在に至っている。隣の駅には今でも昔ながらの銭湯が頑張っている。私も一度だけ行ったことがある。最も近いお風呂なのに、なぜ一度しかないのか? そこは刺青OKの店である。私が入った時に、それはそれは立派な倶利伽羅紋紋のお兄いさんが二人いらして丁寧に我が体を磨き立てているところであった。そこへ、もう一人大きな龍であろう輪郭のみ彫られている男が入ってきた。あらまあ、この人、痛いから途中でやめちゃったのかしら?と思えるほど中途半端な代物であった。さらに、おしゃれなタトゥーを入れた日本人の若者、さらに知らないデザインの刺青が入った子連れの外国人の男などが入ってくる。デザインが入っていないのは私一人であった。なんとなく、落ち着かなくすぐ出て帰宅した。というわけで、一回しか行ったことがないのである。

 さて、今日は、お風呂の話ではない。サウナでもない。床屋さんの話である。私は一月に一回ホームサウナに併設されている床屋で散髪している。店長的立場であるベテランと中年の女性と比較的若い男と三人体制である。その店長的な方は穏やかで人当たりがよくおしゃべりも上手で、いつも楽しい気持ちにさせてくれる。しかし、あまり髪を切ってくれない。他の二人は、そこそこ切ってくれる。いつも誰に当たるかドキドキして入店するのであるが、それこそ時の運で私の髪の長さは決定される。

 ところが、今日は、その店長的立場の方がおらず、初めてのおじさんが担当してくれた。「本日はどうされます?」と尋ねられたので、いつもいうように「オールバックで、短めに。あっ後ろは刈り上げて」と希望を伝えた。すると、彼は「刈り上げるのですね」と妙に嬉しそうに確認するのである。はて、この人は刈り上げるのが好きなのであろうか? 理容師もそれぞれ切り方の流儀があるであろうし、好みの長さや切り方があるであろう。そして、数分後に知ることになるが、彼は、短く切るのが大好物な人物だっとのである。嬉しそうに刈り上げの言質を取ると早速取り掛かった。そして、切るは切るは、今までこちらの施設でで経験してきた職人の誰よりも見事に短くしていくのである。後ろも前も横も。あたふたしている間に、はい一丁上がりである。そして、大輔花子というか、寝起きの慎太郎カットというか、まあ、とにかくそういう頭が出来上がったのです。

 同じ店に勤めていても、結局は皆一匹狼、流儀も好みも違う。というわけで、短い髪になりました。の、巻きでした。

“床屋さん” への2件のフィードバック

  1. みなとむし より:

    ほっこり、笑える内容でした。

  2. ikurakun より:

    みなとむしさんへ

    コメントありがとうございました。

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