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畑仕事、キャンピングカーの旅、サウナ、読書…晴耕雨読の日々を綴る【いくら君のこころととのう日記】

2024コトリップ①

サウナについて 2024年1月15日

2024コトリップ①

 13日(土)が芥研のため,14日(日)15日(月)を今年のコトリップ①の日程とした。

 今回の第一目標は,前回断念した、鶯谷にある「子規庵」に行くこと。あと翌日は御茶ノ水から古本屋街を冷やかすこと,ぐらいの感じで家を出た。ベースは上野にある「サウナ北欧」である。

朝9時に自宅を出,ほぼ10時半に到着,入館。周りはラブホテル街である。しかしここだけは明治の時間が流れている不思議な空間であった。正岡子規が34歳で亡くなるまでの数年を過ごした場所である。ろくに身体も動かないような状態で、子規はエッセイと多数の俳句を詠んだのだ。庭の景色はしみじみと鄙びていた。夏の糸瓜がまだ残っていた。

  その後,浅草へ徒歩で向かった。意外に近いものである。雷門のあたりはものすごい人手である。外国人方々の多い。そうそうに人ごみを避けるため脇道に入った。すると,JRA場外馬券売り場のでっかいビルが建っている。フラフラと入ってみた。人はまばらである。静かである。清潔である。酒は売っていない。タバコを吸っている人もいない。新聞紙を敷いてその辺に座っているおっさんもいない。ああ,私が知っていた世界はもうどこかへ行ってしまった。駆逐された。馬券は買わずにすぐ出た。

 浅草から上野まで歩いた。近いものである。御徒町・上野付近をぶらぶら。ここは相変わらず雑多である。安心した。昭和が残っていた。そして,北欧へ。

 翌日9時にチェックアウト。外気温は8度である。ここからまず「湯島天神宮」「神田明神」とお参りの梯子をし,御茶ノ水へ。昔,2年間ここへ通った。大学があまりに巨大なビルに建て替えられているのに仰天した。ものすごい金がかかったろう。しょっちゅう寄付寄付いってきたわけだ。ここもこ綺麗に変貌した。私たちの時代は,校舎内でタバコを吸い,すぐその場に捨て,足で揉み消していた。今はありえないだろう。美しく清潔な絨毯がひかれているのだから。

 坂を下り古本屋街まで行くと,また逆に仰天。まったく,40年前と変わらぬ世界が残っているから。入り口の「八木書店」を見た瞬間,タイムスリップした。

 ダラダラ歩き,武道館,靖国神社と周り,改めて明治時代の権力者の大きさを感じ,市ヶ谷からJRに乗って帰路に着いた。

 

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