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畑仕事、キャンピングカーの旅、サウナ、読書…晴耕雨読の日々を綴る【いくら君のこころととのう日記】

エイプリルフール

創作について 2024年4月1日

エイプリルフール

今日は4月1日。年度の始まりである。スカイスパは若者が少なかった。新しい年度で忙しいのだろう。

 今日が4月1日ということは,昨日は3月31日である。さまざまな文芸雑誌が新人賞の作品を募集するが,3月31日〆切というものがいくつかある。

 昨年度62歳で仕事を完全に辞め,6月に100枚程度の中編を書いた。7月に芥研のみんなにzoomでご批評いただいた。なかなか好評であった。調子に乗ったいくら君は9月10月2ヶ月かけて,300枚程度の長編を書いた。1ヶ月かけて推敲し,芥研のみんなに読んでもらい,1月14日にズーム会議で批評をいただいた。

 散々な評価だった。久しぶりに精神的にダメージを受けた。もうこの世から消えたいと思った。友人とか信頼とかいった言葉も全て崩壊した感じであった。それから2週間ほど辛い時間が続いた。畑で鍬を振ることで少しは紛らわせたが,それでも人間不信というか自己嫌悪というか,とにかく思考が全てネガティブに向かう日々が続いた。

 研究会の後数日は推敲に時間をかけたが,すぐバカらしくなった。もう何もかもやめようと思った。こんなものは捨ててしまおうという気持ちと,いやいや手直しして少しでもマトモなものになるまで頑張ろうという二項が自分中で攻めギ合い,結局放置した。この苦しみから逃れようと一時的に逃げた。 3月になった。やる気が起きない。誕生日が過ぎたが,やはり放置したままだった。雨が多く,天候不良で桜の開花も例年になく遅い。

 3月28日になった。時間がない。やろう!

 久しぶりにWordを立ち上げ全編を読み直し,最初のシーンを簡潔に書き換えた。読んでいてダルいところはバンバン切った。で,完成とした。270枚であった。

 「新潮」に応募しようずっと考えていた。とりあえずできたので,応募要項を確認してみた。あらら。250枚までだって! しまった。あと20枚削れないかしらと見直そうとしたが,もう面倒くさい。調べると「すばる」がやはり3月31日〆切であり400枚までOKであることを発見。でも「すばる」はエンターテイメント性が高くなきゃダメだろうと思った(集英社だし)。でももうなんでもいいや!参加することにも意義があるだろう!

 ということで,8ヶ月煩悶し続けた文章の群れにお別れをいたしたのでした。

 結果はどうせダメなのだろうが,引きずっていたなにものから解放された感じです。

 お疲れ様でした。

 

 

 

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