読書について 2025年1月23日
フィリップ・ロス『プロット・アゲンスト・アメリカ』読了
読み始めは1月4日。読了は昨日22日。結構かかってしまった。
内田樹氏が推薦していたので手にした。1940年頃のアメリカを舞台にしたフィクション。
切手集めに情熱を注ぐフィリップ少年(七歳)を語り手に、そのユダヤ人家族の物語である。平穏な生活に歴史の波がヒタヒタと押し寄せる。なんと、ヒトラーの盟友である、あのリンドバーグがルーズベルトを破ってアメリカ合衆国の大統領になってしまう。少しずつ見えない波がユダヤ人家族であるフリップ一家を苦しめる。じわじわと差別が広がりユダヤ人たちは迫害されていく。家族の混乱と社会の混乱が絡みつくように展開していく。
いかにもアメリカ小説といった感じ。饒舌で細かな描写、そしてものものもの。
もしかしたら、あり得たかもしれない、アメリカ社会。