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畑仕事、キャンピングカーの旅、サウナ、読書…晴耕雨読の日々を綴る【いくら君のこころととのう日記】

伊藤裕『老化負債』読了

読書について 2025年1月30日

伊藤裕『老化負債』読了

陽水「人生が二度あれば」で歌っている。

 

父は 今年二月で 64 顔の皺は増えていくばかり 

仕事に追われ この頃やっと ゆとりができた

 

 ふと気づけば、六十四歳。子供に年老いた親として認識される年齢になったのだ。

 いくら君の場合五十八歳で一気に落ちた。フルマラソンも3000メートルもこの年で終わった。老いとは何か。あるいは、老いとうまく付き合う方法は、コツは? 意識せずともそんなことを、いつの間にから考えているような年齢なのだ。

 さて、本書。筆者は、老いを「負債」として捉えることで、わかりやすい概念にしてくれた。

帯より。「老化はからだに溜まる負債(=借金)。だから、返済さえすれば、若くなる! 44歳と60歳が、大きな節目。

 DNAが損傷すると、もとに戻るよう修復するが、完全にもとに戻らない場合がある。コンピュータのバグのようなもの。それが増える=負債が増える=老化ということになる。それはひがべての細胞において起こる。そのバグの堆積を減らすことが老化を遅らせることになる。「食事」「筋トレ」「マインドフルネス」ホルモンの変化によるバグを防ぐ手段となる。甘やかせてばかりではいけない。少しのリスクをとる。例えば筋肉は強い負荷をかけると筋繊維がダメージを受ける。修復しようとする力が働くと以前より筋繊維が増える。つまり、少し負荷をかけてやることが、バグの堆積を減らす=老化を遅らせる、ことにつながるのだ。

 椎名誠の文章を思い出した。昔、椎名が若かった頃8000メートルを山を登っていた。6000以降高山病に悩まされる。気持ち悪い、頭がいたい。では彼らは、高山病をどうやって克服したか。さすが乱暴な奴らだ。頭が痛くても気持ち悪くても、とにかく今の場所から少しでも高く登る、そして、降りてくる。すると、今よりすごく辛い思いをするから、今が耐えられるようになる、という理屈だ。まあ、よいこの皆さんは命に関わることなのでおすすめはしたしませんが、理屈はわかる。壊れない程度に強い刺激を与えれば、それに慣れる。精神が崩壊しない程度に辛い思いをすれば、そのことが次回は楽になる。少し無理して頑張ると、次回からそれはさほど辛くなくなる。脱線ついでに、今年からドジャーズに移籍する、佐々木ろうき。彼は、物凄い才能に恵まれたピッチャーであルガ、将来のことを考えて、いつも、常に無理をしなかった。県大会での決勝しかり、ロッテ時代の投球回数制限然り。しかし、昨シーズン、本人も理由が分からず、投げる球のスピードが数キロ落ちたという。つまりは、そういうことなのではないか?

閑話休題。

我々がなすべき将来に向けた「投資」とは? それは「まだまだ資金力が残されている間に、すなわちミトコンドリアが疲弊し切らないうちに、お金(生きるためのエネルギー)を使ってミトコンドリアを鍛えて、その力を強くしようとする行為だ」と。若い時の少しの無理=鍛える。そして老いたときの「労」。ねぎらい いたわる こと。逸脱せず、いいルーティーンを守りながらうまく外れるを楽しむこと。いいストレスとは「心地よい驚き」日常の中の非日常。これが味噌。ちょっとした刺激がホルモンを活性化させる。化学的な処理をされていない食材で作った美味しいものを食べいて、筋トレして、小説を読んで、映画をみて、音楽を聴いて、ちょっとエッチな動画を観る! これが健康の秘訣、ということ。

ぼんやりわかっているようなことでも、しっかりとした資料を提示された上で言語化されると、大きな力になる。

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