読書について 2025年7月3日
俵万智『生きる言葉』読了
感動した。
なぜかわからないが、終始涙が流れた。時に,慟哭した。心が震えた。日常の言葉で深い内容をわかりやすく的確に表現する俵万智の腕はホンマすごい。
彼女の言葉に対する哲学(半端な奴はこういう言葉を使いたがる)は,日常の中から,息子との会話から,少しだけ立ち止まって,考えてみる。みんながスルーしてしまうことに立ち止まって,あれ?って,引っかかって考え,長い年月をかけ生み出されてきたものだ。つくづく今回思った。私はいかに言葉を粗雑に扱ってきたか,精度を上げようという努力を怠ってきたか。ホンマに。
やっぱメッチャすごいやん。俵万智恐るべし。
ちなみに神奈川県高等学校国語科職員に採用されたのは,彼女と同じ1985年である。
だからなんやねん?