読書について 2024年2月21日
柄谷行人『「力と交換様式」を読む』読了
2月12日に終えた『力と交換様式』に続き、上記作品を読了す。
本書は、単著ではなく、柄谷自身の自作理解への補助的文章。あるいは、擱筆前後のインタビュー、対談等。さらに識者からのレビューからなる。いわば共著である。本書を読むと、『力と交換様式』で読者の理解が曖昧だった部分や、わかりづらかった箇所などが捕捉されている。いわば、『力と交換様式』の入門書という位置付けだろうか。
しかし、本社だけ読んでも、柄谷の思想はよくわからないのではないかな。