logo メニュを開く

畑仕事、キャンピングカーの旅、サウナ、読書…晴耕雨読の日々を綴る【いくら君のこころととのう日記】

読書について

2023年6月6日

『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ)読了

noimage

 主人公「優子」は七回も家族の形態が変化する。実の母は亡くなり、父は3人存在する。 本作第一章はこう始まる。  「困った。全然不幸ではないのだ。少しでも厄介なことや困難を抱えていればいいのだけれど、適当なものは見当たらない。いつものことながら、この状況に申し訳なくなってし・・・

2023年6月2日

大雨大風読書送り迎え

noimage

 本日6月2日(金)は、前日からの予想通り、大雨大風大嵐の1日である。  当然、畑仕事はお休み。一日中読書三昧。  本日の作品は『暇と退屈の倫理学』』(國分功一郎)と『そしてバトンは渡された』(瀬尾まいこ)。  「暇と退屈、、」は二度目。「バトン」は何年も前からずーっと読み・・・

2023年5月31日

『明るい部屋の謎』(セルジュ ティスロン)読了

noimage

『明るい部屋の謎』(ティスロン)読了。  文学研究会(芥研)の次回発表者清水君が本書について発表するということで、『明るい部屋』(バルト)に続き、本作を読んだ。ティスロンは1948年生まれのフランスの精神分析者であるが、さまざまな著作を発表しており、本作は写真論についてであ・・・

2023年5月26日

『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』(金間大介)読了

noimage

 バルトの『明るい部屋』と並行して読んでいた。バルトは論理が難しく表現が特徴的なのでなかなか頭に入らず、何度も何度も一箇所を振り返るようなことがあり、なかなか進まなかった。  そんなとき、本書を手に取り、そうだそうだと、納得しながら、心を落ち着けさせた。  昨年度まで・・・

2023年5月25日

『明るい部屋』(ロランバルト)読了

noimage

 6月の芥研(文学研究会)の発表者は清水君で、写真論をやるという。テキストは『明るい部屋の謎』(セルジュ ティスロン)だ。本書はバルトの写真論『明るい部屋』を批判的に論述したものだという。というわけで、その元となる、バルトを読んだというわけ。どうもフランス哲学は詩のようで分かった・・・

2023年5月15日

『街とその不確かな壁』(村上春樹)読了

noimage

 2週間以上この長大な(1200枚)作品と時間を過ごした。  以前書いたように、ここ30年私は村上春樹の良い読者ではなかった。私が高校生の頃彼は作家としてデビューした。全く新しい人が出てきたと感じた。その後、諸作品を読みすすめていくにつれ、私の中の「村上春樹」はほぼ神の如く・・・

2023年5月3日

村上春樹

noimage

「街とその不確かな壁」   久しぶりに(30年ぶりくらい)村上春樹の小説を楽しく読んでいる。「ノルウエイの森」以降、ずーっと幻滅続きだったが、今回の作品はなんだか、反発心や裏切られた感なしに素直に読める。 ちなみに私の一番の推しは「世界の終りとハードボイルドワンダ・・・

2023年5月2日

落ち着きなし

noimage

現在、4冊の本を併読しております。 「暇と退屈の倫理学」(國分功一郎)2周目 「街とその不確かな壁」(村上春樹) 「目的への抵抗」(國分功一郎) 「三島由紀夫論」(平野啓一郎)   要は集中力がないのですね。 ちなみに、卒論は「豊饒の海論」修論は「金閣寺研・・・

TOPへ戻る