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畑仕事、キャンピングカーの旅、サウナ、読書…晴耕雨読の日々を綴る【いくら君のこころととのう日記】

       いくら君のこころととのう日記
読書について 2023年5月25日

『明るい部屋』(ロランバルト)読了

 6月の芥研(文学研究会)の発表者は清水君で、写真論をやるという。テキストは『明るい部屋の謎』(セルジュ ティスロン)だ。本書はバルトの写真論『明るい部屋』を批判的に論述したものだという。というわけで、その元となる、バルトを読んだというわけ。どうもフランス哲学は詩のようで分かったようなわからないような、何かケムに巻かれた感じだ。ティスロンを呼んでこのモヤモヤが少しはクリアーになるだろうか?

 

サウナについて 2023年5月24日

北欧

1週間ぶりにサウナへ行ってきた。それも泊まりで。労働者だった頃は週三回はサウナに行かないと発狂しそうだったのだが、最近はようやく落ち着き心も平静に保たれ、あまりサウナに行かなくても済むようになってきた。(それだけ、畑仕事が充実し忙しい)

先週は山陰旅行も行った。というわけで1週間もサウナへ行っていなかった。

 

で、「北欧」。

北欧はシンプルである。

お風呂は二種類。

サウナは1つ。

でも、いいのだ。サウナの温度湿度形状その他?

 

とにかく理屈はどうでもいい。北欧はいい。

で、9セット実施。帰り上野公園を散歩し帰宅。

その他のこと 2023年5月22日

母親(87歳)

 本日午後から、母親の病院の付き添い。自宅から車で15分ほどの総合病院。母は昨年8月心筋梗塞で入院した。ステントを二箇所入れた。それ以来のお付き合い。最近は順調で、2ヶ月に一度。今回は検査もなし。2時半予約であった。が、担当医の診療が始まったのは3時過ぎ。母は4時頃。1時間半待った。診療は、ああ、いいですね。と、5分。いろいろあちらさんにも事情があるのだろうけれど、どうにかならないもんかね?

競馬について 2023年5月21日

オークス

本日、中央競馬三歳牝馬オークスGⅠ

3連単とる! リバーティーアイランドーーハーパーーードゥーラ!34140円!

イェーイ!

旅について 2023年5月20日

山陰旅行

 

 

30年来の文学研究会「芥研」の先輩、千葉在住の長谷川氏から山陰旅行の話をいただいた。当然、二つ返事で「OK」とラインで返信。手配は長谷川氏が全てしてくれる。決行は2023年5月16日(火)からの2泊3日。

 16日朝、長谷川さんが千葉からわざわざ横浜の拙宅へ車で迎えにきてくれた。朝8時ちょい過ぎいざ出発。東名から第二東名へ。浜名湖で昼食&給油。運転交代。名古屋、京都、大阪を経て山陰へ。本日は島根県にある三朝温泉依山楼岩崎にご厄介になる。ホテル到着17時ごろ。長谷川さんの千葉の自宅からは休憩含め約11時間オーバーの長距離ドライブであった。

 穏やかな川に面して建てられた、皇族もご利用なさる由緒あるホテルである。ほんの少し城崎温泉に似ている。あれほど繁華ではないが。ここのホテルを利用する客の多くは、ホテルより車で15分程度の距離にある「三徳山三沸寺の投入堂」が目当てのようだ。険しい山道を越え幾多のお堂を通過し最後に見上げるのは「投入堂」。どう考えてもあんな険しい岩場に存在するのが不思議であるから、役行者が絶壁の岩場に投げ入れたと言われるお堂だ。平安後期のものと言われ、現存する神社建築では日本最古級のものと言われる。この日はお風呂で身を清め、立派なお食事をいただき明日に備える。

 

 17日5時起床。朝風呂と洒落込み朝食を済ませ気合いをいれる。とにかく鎖場のある険しい霊山。単独行はダメ。サンダル等はダメ。雨の日は入山不可。ストックも根を傷つけるため不可。食事、タバコ、トイレ禁止、等々、厳しい掟の中で、長谷川さんは地下たび、私は登山靴を履いて登山参拝事務所で入山の許可を得る。

 大変な斜面である。岩場あり、鎖場あり。それを経て幾つものありえない険しい場所に建てられたお堂を通過し、約1時間半後、目の前に現れたのは岩場の凹みに建築された「投入堂」である。あんな所にお堂が。巨人がポイっと投げ入れたとしか考えられないような謎の建築物であった。岩場で一休みし、写真を撮り願い成就し11時下山。下着肌着が汗でびしょびしょなので着替え一心地つく。

 鳥取砂丘へ向かう。約1時間のドライブ。駐車場に止め、昼食をいただく。私はバラチラシ、長谷川さんはカルビ丼。食後、砂丘を歩く、馬の背を超え絶景の日本海を愛でる。気温は33度、湿度35%。風は乾いているがやはり日差しはキツイ。砂丘会館で砂丘の成り立ちを勉強し、リフトで見晴台へのぼり、鳥取砂丘の全貌を眺めながらソフトクリームをいただく。時間があるので砂丘美術館でエジプト展を鑑賞するもまあご愛嬌。修学旅行らしき中学生多数。暑さにやられすぐ本日のホテルへ向かうことになる。西へ。「はわい温泉望湖楼」。高速を下り街へ入るが「はわい」であり、「羽合」とは決して表記していない。まあ、昔からシャレでやっているのでしょう。宿はその名の如く「東郷湖」の岬先端に建てられたホテル。部屋からの景観が素晴らしい。一面の湖。遠く風情ある列車がコトコト走る。その背にそう高くない山々。部屋から見て西の山に陽が沈む。6階の部屋から部屋から見える湖面には男女それぞれの露天風呂が浮いており、ホテルと廊下でつかがっている。

 どちらの宿も様々なサービスを工夫しているが、こちらはちょっと面白い。温泉卵のサービス。ホテル一階の喫茶コーナーのような場所でネットに入った生卵を人数分受けとる。それを湖上の露天風呂隣にある、源泉掛け流しの桶に25分つける。その間はお風呂に入っていてください、とのこと。少し長めで30分くらいお風呂に浸かり、卵を所定の箇所に持参するとビール(麦茶)のサービスで卵をいただく、という趣向。少し時間が過ぎ固くなってしまったが、当然美味。ビールも美味い。

 我々の世話をしてくれる中居さんは外国(多分中国)の方。若い女性。片言にの日本語で精一杯おもてなしをしてくれる。心遣いが細やかで少し感動する。豪華な夕食をいただき、年寄り二人は部屋ですぐさま撃沈。

 翌朝、チェックアウト時にフロントマンから、中居から伝言がありますと可愛らしいメモをもらう。あの中国人の女性だ。精一杯丁寧に書いたと思われれる優秀な小学生のような文字でお礼と今後の我々の幸福を祈念してくれていた。とても素晴らしいと思う。おそらく、彼女の自主的行為であろう。感動する。

 2泊3日の最終日(5月18日)のメインは鳥取の霊山大山麓にある大山寺の重要文化財阿弥陀堂である。ここは毎月18日のみ拝観可能とのこと。当然長谷川さんはそれを狙ってきたのだが、本堂から川を越え山中15分ほど歩いて辿り着く。中には丈六(2m66cm)の結跏趺坐する木造阿弥陀如来像が安置されている。天承元年(1131年)作ということだから平安時代末。900年前の作である。巨大且つ美しく、こんな素晴らしいものが京都や奈良にあれは大変なことになるなあとため息をつく。伯耆国大山寺で月に一度しか拝観できないのがよりありがたい。

 11時車の戻り、いざ出発。帰りも長い旅だ。兵庫のSAで昼食をとり、浜名湖で給油をし、いざ横浜へ。東名が途中少々混んだがまあまあ順調に拙宅へ。19時着。長谷川さん、ありがとうございました。とても楽しく勉強にあるいい旅でした。これから長谷川宅まで2時間近く運転が続きますが申し訳ありません。ありがとうございました。

 

 

 

サウナについて 2023年5月15日

東名厚木健康センター

 最初その名を聞いた時、まあ、なんとダサいこと、と、思った。

確かに施設は古いし演歌歌手のドサ周りも定期的にやっているし、おじいちゃんおばあちゃんのための健康ランド、くらいの認識だった。ところが、いってみるとその施設のレベルの高さに感動。若者も多い。かれこれ3年以上通っている。

というわけで今日は厚木のラッコで3セットやってきました。良い汗かいたー。ととのいました。

読書について 2023年5月15日

『街とその不確かな壁』(村上春樹)読了

 2週間以上この長大な(1200枚)作品と時間を過ごした。

 以前書いたように、ここ30年私は村上春樹の良い読者ではなかった。私が高校生の頃彼は作家としてデビューした。全く新しい人が出てきたと感じた。その後、諸作品を読みすすめていくにつれ、私の中の「村上春樹」はほぼ神の如く絶対的なものとして築かれていった。しかし、ある作品(『ダンスダンスダンス』)以降、すべての作品で違和感や不満感、物足りなさを感じてきた。

 もちろん、読みやすい文体でストーリーも意味ありげかつ斬新。面白くて、一気に読んでしまうのだが、でも、毎回毎回裏切られた感が残った。しまいには「1q84」においては、途中で放り、「騎士団長殺し」に至っては、出版された彼の小説で初めて購入すらしなかった。

 当然、自分の中での村上への想いは下がる一方。興味すらなくなっていた。

 ところが、今回の作品は「街と、その不確かな壁」から40年後の『街とその不確かな壁』なのだ。4冊同時に読み進めていたが、結局この作品にここ10日は集中していた。とても幸福な時間だった。

 

 もちろんこの作品を完全に理解したわけではない。(そんな人は作者含め一人もいないだろうけれど)。でも、今回の本作が村上の最高傑作なのではないか。今は、そう思っている。

 

 リアリズムからかけ離れた内容である。普通こんな内容を書いたら、話がふわふわと浮き上がり煙のように消えてしまうだろう。読者はその内容に理解も共感も示さず放り出してしまうだろう。話は完結もせず、読者も納得させられないのがオチ。

 ところが、さすが村上春樹。丁寧な文体で無理をせず、なげやりになることも無く根気よくーー細い糸でマッチョマンのセーターを編むみたいにしてーー文章を紡ぎ出してゆく。柔らかいが強い。軽いが重厚。そして我々読者を世界に引き込むと、一気に最後まで連れさってしまう。

昔(バブル、あるいはその後)の、モノカルチャーで空気を生み出していた頃とは違う手法で丁寧に世界を生み出している。

とても幸福で、心地よかった。

サウナについて 2023年5月9日

ゴールデンウイークが終わって

「久しぶりのサウナ」

 ここ数年、ゴールデンウイーク中はどこに行っても混むし高いし疲れるし、いいことないから、畑仕事に専念する、というのが慣習になっております。当然サウナも混むしね。私個人、混雑するところにいる、長時間並ぶ、などの行為というか状況が滅法苦手なもので、サウナも行きません。

 「こころととのう」、はずの空間で、イライラしたり、サウナ警察に変貌する自分を見るのに嫌気がさし、混んでいる時期(日時)にはサウナには行かない、と決めております。

 

前置きが長くなりましたが、黄金週間がようやく終わり、夏野菜の支度の目処もついたので、サウナプチ旅行に出掛けてきました。妻はサウナに興味がないので、一人旅になります。

 

 5月8日9日の一泊。自宅は神奈川県の横浜市。東名横浜町田インターから2時間ほどで、あらあら、あの、憧れの、東の聖地である「サウナしきじ」へ。サウナの評価ポイントはいくつもありますが、やはり決め手は「みず」ですな。サウナ好きの方には自明のことと思いますが、「しきじ」の水は本当にいい。柔らかい。包み込んでくる。飲める。からの外気浴(内気浴)は心の底から「気持ちいい」を体験できる場所です。客の質も意識も高く、不愉快な思いをすることもあまりないし。

さすがの「しきじ」も黄金週間明けの午前中はそれほど混んでいず、快適に「フィンランドサウナ」×2、「薬草サウナ」×2、and天井から落ちる滝のような良質の水を浴び、散々整いました。

2階で食事を済ませ、1時間ほどお昼寝をしてから、いざ次へ。時間は2時ちょい過ぎ。お次は3時チェックインの「駿河健康ランド」東海道線「興津」駅から徒歩15分。(と書いてあった)。

海に面したオーシャンビューのホテル&温浴施設「駿河健康ランド」。

ここもいいよ。お風呂、サウナも多数あり、海を見ながらの外気よくが最高。様々な施設が入っていて、健康ドリームランドって感じ。

サウナ→夕食→寝る→サウナ→朝食→サウナ、と、ループ状態

 

畑仕事を現在の自分の仕事だと自己認識しているし、それはとても気持ちのいいものなのだけれど、やはり、息抜きがなくちゃねえ。ということで、サウナプチ旅行でした。

 

その他のこと 2023年5月4日

帷子川ウオーキング

本日快晴。畑は休み。

妻と二人で、午前中3時間ほど、近隣の川沿いの道を散策。14000歩。10kmほど。

とても疲れました。

帰りはラーメンを食べ、電車に乗って帰宅。

読書について 2023年5月3日

村上春樹

「街とその不確かな壁」

 

久しぶりに(30年ぶりくらい)村上春樹の小説を楽しく読んでいる。「ノルウエイの森」以降、ずーっと幻滅続きだったが、今回の作品はなんだか、反発心や裏切られた感なしに素直に読める。

ちなみに私の一番の推しは「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」だが。

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