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畑仕事、キャンピングカーの旅、サウナ、読書…晴耕雨読の日々を綴る【いくら君のこころととのう日記】

       いくら君のこころととのう日記
サウナについて 2023年11月27日

森鴎外記念館

 以前から何かで見て知っていたが,現在,鴎外記念館では特別展として,「千駄木の鴎外漱石」を1月14日まで開催している,昨日冷たい雨に恐れをなし引きこもっていたため,今日,思い立って行動することにした。

 この千駄木町五七番地の家に時を経て二人が住んだこと,また千駄木を舞台とした小説に「青年」「吾輩は猫である」「三四郎」があるなど,両者の深い縁を思う。

 今,歩いてもなんとなく江戸の風情を残した店や寺が多くあり,散策してとても楽しい。また,散歩がとてもいい気候でもある。

 さらに,期間中に漱石山房記念館に行き二つのスタンプを集めると,缶バッチがもらえるという。楽しみだ。

 また,近くにある銭湯「福の湯」にお邪魔し,帰路に着いた。

 

サウナについて 2023年11月20日

睡眠時間

 ここのところ,なんとなく調子が悪かった。野暮用や畑仕事,庭仕事などで,あれやこれや忙しく,かつ,質のいい睡眠が取れないでいた。寝付きはいいのだが,夜中に目が覚めるとなかなか眠れない。昼間,なんだかだるい。読書に集中できない。そんな感じで冴えなかった。

 昨日の午後,予定をキャンセルし,布団に潜った。寝たり起きたりぼんやりした。昨晩はよく眠れた。久しぶりである。

 そして,今日は朝から,東名厚木健康センターでサウナとお風呂。いい汗何かけたし,心拍数で心配になることもなく,お風呂も気持ちよかった。

 というわけで今日はとても気分がいい。

畑について 2023年11月18日

Uターン

 昨日は大雨であった。畑前の細道は泥だらけになる。そこへこの辺りの道を知らない大型トラックが入り,にっちもさっちも行かなくなり,ウチの畑でUターンしたらしい。

 そこは奥の竹林に遮られ,冬場はほとんど日が当たらない。やって作付はしていなかったのだが,それにしても腹立たしい。

畑について 2023年11月16日

漬物大根収穫&干す

 今年、9月12日、大根を漬物用と青首と2畝まいた。毎年、少しずつ蒔く時期が遅くなっている。当然暑さのせいである。例年にもれず、というより、例年以上に今年の暑さはひどかった。9月になっても一向にその勢力は衰える様子を見せない。11月7日には27℃にもなった。全く異常という他ない。

 まあ、ともかく漬物用大根がいい大きさになったので収穫した。例年なら妻と母と三人での作業なのだが、母は体調悪く、妻は仕事で、私一人の作業となった。抜く!これも青首大根と違い根が奥深くまで刺さっているため一苦労である。それを50回ほど。そして車まで運びのせる。帰宅し、車から降ろし、洗い、二本を紐で縛り、横にした梯子に架ける。なかなかの重労働であった。

 それにしても大根はすごい。直径一ミリ程度の種がわずか二ヶ月でこんなにも大きく育つ。すごい。

畑について 2023年11月8日

今日の仕事2 9号ポットに豆類まき

 

 本日の仕事②です。

 玉ねぎ植付け後、帰宅し、昼食前に、豆類の種まきをしました。9号ポットに種まき培土を入れてまきました。

 空豆が13ポット。あと、スナップエンドウ・キヌサヤ・グリーンピースが、それぞれ12ポットずつです。

 昨年は10月の下旬に蒔き、冬の気温が高かったため、徒長し、冬越しに失敗しました。結果、あまり採れませんでした。よって、今年は、去年より二週間遅く蒔いてみました。それでも、十分暑いですが。ちなみに、本日は立冬です!

 昨今の、気温上昇というか、高温つづきにはまいります。単純に夏の暑さに、また、その長さに、辟易しますが、野菜の教科書通りに蒔いたり植えたりしていてはうまくいかない場合が多々あります。個々人でさまざまな工夫が必要です。家庭菜園家にも大変な時代が到来しています。

畑について 2023年11月8日

今日の仕事1 玉葱苗植付け

 本日の農作業①

 九月半ばに、畑の隅に蒔いておいた玉葱が、苗として適切なサイズに成長しましたので、本日15センチ間隔の穴あきマルチに飢えました。

ちなみに種は、農園ユーチューバー「塚原農園」さんおすすめである、ダイソーの二袋で100円の種を蒔いてみました。ちなみにこれで三袋分です。種150円でどこまで立派な玉ねぎに育つか楽しみです。中手ですので五月の終わりくらいかな。

創作について 2023年11月6日

疲労回復

 9月10月,二ヶ月に渡って,二つのことを並行してやってきた。

 一つは小説を書くこと。もう一つが『象徴交換と死』の読解。ほぼ同時に始めたことが,ほぼ同時に,とりあえずの終わりを迎えた。

 小説は5月半ばに100枚程度のものを書いてみた。この時はとにかく誠実に、混じり気無しの文章を心がけて書いた。その後,平野啓一郎『三島由紀夫論』読了し,久しぶりに『仮面の告白』と,森鴎外『ヰタ・セクスアリス』を読み,こんな感じで書こうとイメージして次作の構想を練った。今度は、文章を少し跳ねさせようと考えた。そして,9月3日起筆で、十月終わりまでから取り組んできた。

 10月頭位が絶好調で,雷に打たれたような絶対的感覚で書き進んだ時もあったが,半ばからだんだん筆が進まなくなり,体調も芳しく無くなってきた。睡眠時間は確保されてはいるものの,質が良くない。寝ながら小説のこと,登場人物のことをずっと考えているという有様であった。楽しいのだが、苦しい。そのうち、小説を書いてる時間だけではなく、『象徴交換と死』を読んでいても,心拍数が上がり,深呼吸しても下がらないようになってきた。いつも呼吸が浅く苦しい感じ。サウナに行っても,ドキドキしてきて5分と入っていられない,という状況が2週間以上続いた。

 それでも,脱稿後2日おいてすぐ推敲に入ったのだが,3日でやめてしまった。まだ,ダメだ。推敲できるほど客観的状況に脳味噌が至っていない、というのが結論。

 こんなことして,いったいどんな意味があるのか?とか,まったく2ヶ月かけて反古の山を作っただけなのではないか?などの,否定的な言葉が頭に響き渡り、徒労感に絶望する時もあるし、また、いやいや、これをどうにか形にしなければ、と自己を叱咤する時もある。そう,今更,売れっ子作家になりたいとか,自分の作品を後世に残したい,などとは考えていない。しかし,ある程度のレベルまでは自分の言葉を引き上げたい。商品レベルとは言わないが,他者の目を汚してもそれなりの意味がある程度のものには引き上げたい,とは思っている。今の原稿ではまだダメだ。もう少し距離をおいて,頭を冷やしてから,やり直そう,と,開き直った。

 そうやって放置してから,4日が経つ。ずっと,「ヨーコ」や「ナオ」(登場人物の名前)が,24時間頭から離れなかったのだが,最近ようやく考えないようになってきた。ここ二日はよく眠れた。

 今,スカイスパの15階にあるソファーに横になって,これを書いているのだが,今日のサウナはいい感じでととのった。心拍数もさほど上がらず,上がっても,気持ち悪いというか,死ぬんじゃないか?という恐怖にも見舞われず,心地よくいい汗をかけた。

 言葉を紡ぐ作業というのはなかなか大変なのである。

読書について 2023年11月2日

金原ひとみ『蛇にピアス』読了

 

 言わずと知れた、金原ひとみのデビュー作である。彼女は本作で「スバル文学賞」と「芥川賞」をダブル受賞した。弱冠二十歳の時である。同時に、綿谷りさも『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞し、当時、最年少・女性とかなり話題になった。綿谷りさは正当的な可愛らしい女の子で、早稲田大学在学中。一方、金原ひとみは小4から不登校で金髪の痛い女の子。という対照的な存在であったと記憶している。芥川賞受賞直後『蛇にピアス』を1ページだけ読んでみた。スプリットタン(蛇とかトカゲみたいな舌)の話題で盛り上がる「アマ」と「ルイ」のシーンから始まる。私はその時、あっ、だめだ。とページを繰るのをやめてしまった。怖かったのかもしれないし、生理的に受け付けない、ということにしたかったのかもしれない。しかし、実は、若さや、才能、肩書きに、嫉妬をしていたのだ、と思う。へー、最近の若いもんはけしからん、みたいな世俗的頑固親父になって、心を閉ざしてしまった。しかし、彼女のこの作品はずっと心にのこっていて、いつか読まなければ、と思っていた。

 先日読んだ平野啓一郎氏の『本の読み方』に、本作が引用されていたため、すぐ購入し机の上にしばらく置いてあった。しかし、彼女の順番がなかなか回って来ず(大変な積読状態になっているため)、今回ようやく、彼女が私を呼び止め作品へと導いてくれたという次第である。

 前置きはいい。今回、読了後、倒れそうになるくらい驚いた。これは、大変優れた作品である。そして、あまりある才能を神から任せられたものですら若い時にしか描けない特別な作品であろう、ということを強く実感した。ピアス・刺青・セックス・SM等々、話題に事欠かない題材の上に本作は載っているのだが、でも、明らかに、作者は誠実に、誤魔化しなしに、主人公「ルイ」の痛々しい弱さに寄り添っている。いや弱さではない。傷つきやすい何か?でもなんだか違う。とにかく、とてつもなく感性の鋭い、世間の、あるいは自分の嘘を許さないナイーブな存在とでもいうべきか。

 生に違和感を持ちつつ、ピアッシングをしたり、リストカットをしながら、どうにか生を生き続け、そして、大人になって、現実的世界に適合し、私も若い頃は・・・、なんていう人間は多い。しかし「ルイ」の生きている世界は、その緊急度というか壮絶度が桁違いなのだ。人は人をここまで追い込めない。あるいは、ここまで追い込んだ人間は小説など書けない。しかし作者は両方を乗り越えている。あるいは並走している。

 今回、この文書を書くために金原ひとみを少し調べてみたのだが、芥川賞受賞が2024年。えっ?! 19年前! もうそんなに時間が経ったんだ。そんなに、私は長い時間、彼女のことが気になりながら、彼女の本を手に取らなかったのか、と、ため息をついた。二十歳だった彼女はもうすでに39歳? 結婚もし、お子さんもいらっしゃる。彼女は肉体的にも精神的にも破滅せず、現実世界にそれなりの適応をしながら書き続けている。いや、書くことが彼女を現実世界に繋ぎ止めているのだ。

 ああ、金原ひとみの今後の幸福と、小説家としての活躍を強く祈るばかりである。(2つは両立しないかもしれないが)。

サウナについて 2023年10月31日

床屋さん

 

 久しぶりに、お風呂の王様瀬谷店へ行ってきた。いくら君のホームサウナである。今日は比較的空いていて、のんびりすることができ、腰痛にも効果があったような気がする。我が街の駅から2つ先にある。

 昔は、我が街にも銭湯があった。娘が小さい頃よく連れて行った。しかし、時流には逆らえず、30年ほど前に潰れてしまった。その後、跡地にスーパーマーケットが建ち、現在に至っている。隣の駅には今でも昔ながらの銭湯が頑張っている。私も一度だけ行ったことがある。最も近いお風呂なのに、なぜ一度しかないのか? そこは刺青OKの店である。私が入った時に、それはそれは立派な倶利伽羅紋紋のお兄いさんが二人いらして丁寧に我が体を磨き立てているところであった。そこへ、もう一人大きな龍であろう輪郭のみ彫られている男が入ってきた。あらまあ、この人、痛いから途中でやめちゃったのかしら?と思えるほど中途半端な代物であった。さらに、おしゃれなタトゥーを入れた日本人の若者、さらに知らないデザインの刺青が入った子連れの外国人の男などが入ってくる。デザインが入っていないのは私一人であった。なんとなく、落ち着かなくすぐ出て帰宅した。というわけで、一回しか行ったことがないのである。

 さて、今日は、お風呂の話ではない。サウナでもない。床屋さんの話である。私は一月に一回ホームサウナに併設されている床屋で散髪している。店長的立場であるベテランと中年の女性と比較的若い男と三人体制である。その店長的な方は穏やかで人当たりがよくおしゃべりも上手で、いつも楽しい気持ちにさせてくれる。しかし、あまり髪を切ってくれない。他の二人は、そこそこ切ってくれる。いつも誰に当たるかドキドキして入店するのであるが、それこそ時の運で私の髪の長さは決定される。

 ところが、今日は、その店長的立場の方がおらず、初めてのおじさんが担当してくれた。「本日はどうされます?」と尋ねられたので、いつもいうように「オールバックで、短めに。あっ後ろは刈り上げて」と希望を伝えた。すると、彼は「刈り上げるのですね」と妙に嬉しそうに確認するのである。はて、この人は刈り上げるのが好きなのであろうか? 理容師もそれぞれ切り方の流儀があるであろうし、好みの長さや切り方があるであろう。そして、数分後に知ることになるが、彼は、短く切るのが大好物な人物だっとのである。嬉しそうに刈り上げの言質を取ると早速取り掛かった。そして、切るは切るは、今までこちらの施設でで経験してきた職人の誰よりも見事に短くしていくのである。後ろも前も横も。あたふたしている間に、はい一丁上がりである。そして、大輔花子というか、寝起きの慎太郎カットというか、まあ、とにかくそういう頭が出来上がったのです。

 同じ店に勤めていても、結局は皆一匹狼、流儀も好みも違う。というわけで、短い髪になりました。の、巻きでした。

畑について 2023年10月30日

里芋終了

 4月1日に蒔いた里芋でした。今年の7・8・9月は異常な暑さで、雨も降らない日々が続き、里芋が枯れてしまいそうになりました。それでも、彼らの生命力を信じ、毎朝欠かさず水やりをした結果、どうにかこうにか持ち直しました。9月半ばから、ちょこちょこ掘っていたのですが、上も枯れ始めたため、本日残りの里芋を全て掘り上げました。あの暑さの中では、そこそこの出来ではないかと自負しております。

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